看護師が病院見学で見るべきポイント
職場の雰囲気
入職したあとのミスマッチをなくすためにも、病院の雰囲気をつかむのがいいでしょう。特に、仕事が続く大きな理由のひとつとして人間関係があげられます。そのため、病院・病棟の人間関係を少し観察することがおすすめです。
具体的には、次のようなポイントを押さえて見てみると、雰囲気が掴めるでしょう。
- 返事を返してくれるスタッフが多いか
- スタッフの陰口・悪口はないか
- スタッフの年齢に偏りはないか
- 見学者の存在が周知されているか
- スタッフ同士の連携
- 助手の数
- 人前で怒鳴る・怒るといったことがないか
細かい部分まで見ることは大変ですが、自分が快適に働けるようになるべく人間観察に意識を向けてみましょう。
設備や労働環境
病院や病棟の設備が整っているか、自分にあった労働環境であるかを観察して見極めましょう。十分な設備が整っていない病院では、日々働く上でストレスを感じやすい可能性があるからです。例えば、以下のようなポイントに着目して観察してみましょう。
- 電子カルテ・紙カルテ・併用か
- 看護記録の付け方はどうなっているか
- 電動ベッドであるか
- 廊下の幅は余裕を持ってすれ違えるか
- ナースステーションの内部・動線は使いやすいか
- 病床数・稼働率はどうなっているか
- 満床になりやすいか
これらは病院・病棟の環境が反映されやすく、かつ現職者に質問もしやすい内容であるため、しっかり聞いておくことも大切です。
病院、病棟の衛生環境
病院・病棟の衛生環境は、仕事をする上で大切であることに加え、自分の身を守ることにも繋がります。 そのため、どのような衛生管理をしているかを観察しましょう。
チェックすべきポイントはこちらです。
- 掃除は行き届いているか
- 清掃の時間はあるか
- 不要物がおかれていないか
- ゴミ箱は一杯ではないか
- 針捨てボックスは充分な量があるか
また、特に見るべき場所・部屋はこの5つです。
- リネン庫
- 汚物室
- 患者さん用トイレ
- ナースステーション
- ゴミ箱の中
衛生的にも安心して働ける職場かどうか、しっかり確認しましょう。
看護師の職場をしっかりと見定めて自分に合った環境を選ぶ
看護師の仕事は、人間関係はもちろん設備や衛生面なども含めて、合わない環境では長くは続きません。確認すべきポイントを押さえつつ、自分が快適に過ごせる環境を知り、自分に合った病院を選んで働きましょう。