看護師の面接でよくある質問とは?質問に対する回答例も解説します!
看護師として働く時や転職をする時には面接が必要です。
面接と聞くと「何を聞かれるのかな」「答えられるのかな」といった不安を感じたことがあるのではないでしょうか。
この記事は、そんなお悩みを解決する内容となっています。
これから面接を控えている方や、今後転職を予定している方へ少しでも参考になれば幸いです。
よく聞かれる質問と回答例
面接でよく聞かれる質問には以下の内容があります。
- 自己紹介
回答例:名前や出身校、今までの経歴を含め簡単な自己紹介を行います。入職後に学びたいことや目標を伝え、自分の強みなども簡潔に伝えるとよいです。約30秒から1分程度で行っていきます。
アピールポイントが長すぎたり、前職の不満を言ったりしないようにしましょう。
例:〇〇と申します。〇〇学校を卒業後〇〇にて〇年勤務しておりました。貴社に入職後は、〇〇に取り組んでいきたいと考えております。また、前院では〇〇の経験があり、その経験を活かし〇〇していきたいと考えております。本日はよろしくお願い致します。 - 志望動機
回答例:看護師を目指したきっかけや今までの経験を踏まえ、どんな気持ちで入職を希望したのか、自分の目標を達成するために貴院がどれだけ魅力的であるかを伝えるようにしましょう。法人理念や独自性も踏まえて貴院でなければ成し遂げられない根拠を伝えられるとなおいいです。
例:私が看護師を目指したきっかけは〇〇です。看護師として働く上で〇〇をしていきたいと考えております。貴院の理念である〇〇に共感し私の目指す看護師像に近づけると考えております。これまでの経験を活かし業務に取り組んでいきたいと考え、志望致しました。 - 退職理由
回答例:中途入職者にはよく聞かれる内容です。人間関係や給料面などのネガティブな理由は伝えず、今後のスキルアップのための退職ですなどポジティブな理由にしましょう。
例:〇〇といった患者層の方々と関わる中でもっと〇〇を学びたいと考えるようになりました。これから更なるスキルアップを求め退職を決断致しました。 - これまでの経験年数や配属先
回答例:どの病院で何年間経験したのか、どの分野でどのような検査や病態を学んでいたのかを伝えます。転職先でも同じ分野で学び続けたい場合は強みになります。
例:〇〇学校を卒業後〇〇にて〇年間の勤務経験があります。主に〇〇などの人がおり、看護内容は〇〇などです。貴社でも〇〇の経験を活かせるのではないかと考えております。
※急性期や慢性期、退院支援を目指す病棟など簡単に病棟の特徴も交えて伝えましょう。 - 看護師を目指したきっかけ
回答例:看護師を目指すきっかけとなったエピソードを交えて伝えると面接官にもいいイメージを持ってもらいやすくなります。目指したきっかけに給料が高いなどの理由は避け、やりがいや責任感があるなどポジティブな印象になる内容にします。
例:〇〇が入院した際、みてくださった看護師さんが〇〇で私もこんな看護師になりたいと思い、看護師も目指しました。患者さんがありがとうと笑顔で帰っていく姿をみると看護師になってよかったなと日々感じております。 - 入職後希望する配属先とその理由
回答例:過去の経験も踏まえ、こういった仕事をしていきたいため、この配属先を希望しますなど詳しく根拠も交えて伝えます。
また、もし希望する科にならなくても精一杯努めていく姿勢をみせましょう。
例:入職後は前院の経験を活かし〇〇に取り組んでいきたいと考えています。なお、希望する部署以外でも多様に学んでいきたいと考えております。よろしくお願い致します。 - 看護観
回答例:患者と接する際に大切にしていることや、気がけていることを伝えます。看護師としてこれだけは譲れないというものがあれば、面接の際主張してみるのもいいです。簡潔にまとめ、わかりやすく伝えるようにしましょう。
例:私が患者さんと接する際に大切にしていることは〇〇です。不安や恐怖の中入院生活を送られている患者さんへ少しでも安心して治療に専念していただける環境づくりを心掛けています。 - 長所と短所
回答例:看護師の職に活かせる内容を伝えましょう。反対に短所については看護師の職務上不利となる内容は避けます。
例:長所は責任をもって何事もやり遂げられることです。看護師という仕事は責任を伴う大切な仕事であるため、常に責任をもって業務に取り組むことができます。
短所は、責任感が強いために一つ一つの業務に慎重になりすぎるところです。命を預かる仕事であるため慎重さは必要ですが多様な業務があるため臨機応変に対応していきたいと考えております。 - 夜勤は可能か
回答例:答えにくい質問ではありますが、夜勤等は対応できるときは対応していきますと前向きな返答をしておくとよいです。夜勤は体力も必要になり、生活リズムも乱れるため無理はせず出来ない時は出来ないと正直に伝えるようにしましょう。
例:小さい子どもがおり、子どもの様子をみて可能であれば夜勤も検討していきたいと考えております。 - なにか質問はありますか
なにか質問はあるかと問われた場合3つ程度質問するようにし、意欲的に取り組んでいることや熱意を伝えましょう。もし会話の中で疑問が解決された場合は、「会話にて解決できました」と伝えるのもよいです。
聞かれる可能性のある質問と回答例
以下は場合によって問われることのある質問内容です。参考程度にしてみてください。
- 成功や失敗経験
回答例:誇張した内容は避け、簡潔にまとめます。インシデントをもとに質問されることもあり、その失敗で何を学んだのかを伝えます。
例:〇年目の時に〇〇インシデントを起こしました。〇〇という状況でしたがこの経験で〇〇を学ぶことができました。今では再発を予防するために気がけながら業務に取り組むことが出来ています。 - 休みの日の過ごし方
回答例:看護師の仕事は多忙でありストレスとなることも多くあります。この質問では主にストレスの緩和方法を聞いている可能性が高いため、「ありません」ではなく具体的に答えるようにします。
例:休日は〇〇をして過ごしています。気分転換になりまた仕事を頑張ろうという意欲につながります。
子どもの笑顔には元気をもらい、仕事への意欲に繋がっています。
面接時の心得
面接時の心得は5つあります。
1.回答内容はできる限りポジティブな内容にしましょう
2.給料や福利厚生など待遇面については触れないようにしましょう
3.できる限り回答を丸暗記するのではなく、自分の言葉で伝えるようにしましょう
4.面接時の身だしなみや言葉遣いに注意しましょう
5.緊張してしまうと思いますが、できる限りリラックスして望むようにしましょう